スクラッチ(Scratch)でスプライト(イラスト)や音楽を操作するために使用するコード(ブロック)について、基本的な使用方法について紹介しています。
コードとは?
イラストを動かしたり、音楽を操作したりするには、なんらかの命令(指示)を行わなければいけません。この命令をどのように記載するかは言語によって異なります。
スクラッチでは、コードというタブにこの命令(ブロック)が以下のグループごとにまとめられています。
- 動き
- 見た目
- 音
- イベント
- 制御
- 調べる
- 演算
- 変数
- ブロック定義
その他、音楽、ペン、micro:bitと連携させるための命令等いろいろなものがあります。何を作りたいかによって、使用する命令が異なります。実際に使用する際は、まずはじぶんが何をしたいのかを決定した上で、どの命令を使う必要があるか検討しましょう。
イベントの重要性
プログラムの命令を理解する上で、イベントの概念はとても重要です。プログラミングの世界では、なにかを行う際のトリガー(引き金)となるものをイベントと呼びます。これをきっかけとして、プログラムが動き出します。
例えば、10歩進めという命令を出したとしても、それを開始するトリガーを与えてあげないとプログラムは動き出しません。
スクラッチプログラミングでも以下のようなイベントが予め用意されています。
ごく簡単なショートアニメーションを作るだけなら、「みどりのはたが押されたとき」のイベントを先頭に配置するだけで、作成可能です。
ゲームやインタラクティブ性の高いプログラムやアニメーションを作成する場合は、キーが押されたときやスプライトが押されたとき等の他のイベントを使う必要があります。
イベントの概念は特にイベントドリブン型の言語でよく使用される概念です。スクラッチプログラミングに関わらず、他の言語でも基本は同じです。何かをきっかけにプログラムは動くということを理解しておくことが重要ではないでしょうか。
その他のコード(ブロック)
イベントの概念が理解できたら、それをきっかけにしてどのような動作を行うのかをプログラミングしていきます。スクラッチではいろいろな命令のブロックがありますので、一つずつ試してみてください。
まとめ
スクラッチプログラミングでは、音楽を奏でたり、絵を書いたりするコードも用意されています。様々なことができるため、何をしたいか迷うことも多いですが、まずは自分が一番興味のあることを見つけて、まずは1つプログラムを組んでみてはいかがでしょうか。
※Scratchは、MITメディア・ラボのライフロング・キンダーガーテン・グループの協力により、Scratch財団が進めているプロジェクトです。https://scratch.mit.edu から自由に入手できます。
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