TortoiseGitでssh接続を設定する

ツール
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Xserver等のリモートサーバに作成したGitのレポジトリに、ローカルマシンのTortoiseGitからSSHで接続する手順を説明します。

前提条件
・リモートサーバにGitレポジトリを作成済みであること
・ローカルマシンに、GitとTortoiseGitを導入済みであること

サーバにGitを導入し、ssh接続用のキーファイルを作成

サーバにGitがインストールされているか確認する

Gitがインストールされているか確認します。バージョンが表示されれば、インストール済みです。

$ git –version
git version 2.19.2
インストールされていなかったり、バージョンを最新にしたい場合は、インストールを行ってください。

ssh接続のキーファイルを作成する

$ ssh-keygen -t rsa
ここで、パスフレーズを設定します。ローカルマシンから接続する際に必要となるものなので、必ずメモしておきましょう。
作成した公開鍵をsshd向けにリネームし、ホーム配下の.sshディレクトリに配置します。
$ mv ~/.ssh/id_rsa.pub ~/.ssh/authorized_keys
ちなみに、.sshディレクトリは隠しディレクトリなので、ls -a で確認できます。

ssh用に秘密鍵をダウンロードする

上記で作成した秘密鍵(~/.ssh/id_rsa)をローカルマシンにダウンロードします。

ローカルマシンにssh用の秘密鍵を設定

OpenSSH形式の鍵をPuTTY形式に変換

tortoiseGitで秘密鍵を使用するには、OpenSSH形式の鍵をPuTTY形式に変換する必要があります。

PuTTY.exeを起動します。(スタートメニューのTortoiseGitの配下にあります。)

File ⇒ Load private key を選択し、上でダウンロードした秘密鍵を読み込みます。読み込むときにサーバで設定したパスフレーズの入力が必要です。秘密鍵読み込み時拡張子が、ppk形式のものがデフォルトで選択可能になっています。All Filesに変更し、上でダウンロードしたファイルを選択します。

正常に読み込めたら、「Save private key」でPuTTY形式の秘密鍵(~.ppk)を保存します。

Pageant.exeに秘密鍵(PuTTY形式)を登録

Pageant.exeは、タスクトレイに常駐し自動でパスフレーズの入力を行ってくれます。秘密鍵を登録しておくとリモートサーバへアクセスするときにパスフレーズの入力を省略できます。

TortoiseGitにsshの接続情報を設定

「Putty 鍵のロード」に上で作成したPutty形式の鍵を設定し、OKをクリックします。

まとめ

リモートワークが主流となる中、レンタルサーバを利用する人も多いのではないでしょうか。Gitのリポジトリ操作にGUIツールを使用すると作業効率の向上に役立つと思います。GitのGUIツールはいろいろありますので、自分の使いやすいものを導入してみてはいかがでしょうか。参考までに。

以下はローカルマシンにGitを導入する手順です。

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以下は、ローカルマシンにtortoiseGitを導入する手順です。

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