メキシコペソの8/26週のおさらいと9月の注目指標など

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メキシコペソの最近の値動きのおさらいと、9月以降の注目指標などをまとめました。今後のトレードの参考になれば。

先週のメキシコペソ円の値動きのおさらい

先週(8/26~)のドル円の値動きは、ほぼレンジでした。8/23に米国が中国に追加関税を課すことを決めたことにより、104円半ばまで下落しました。しかしその後、中国と協議を再開するというニュースが出てからは、買い戻しの動きとなり、現在は106円半ばで推移中です。

ドル円が落ち着いたので、メキシコペソ円も回復(↑)か?と思いましたが、あれ?下げてる。。。どうやら、ドルメキシコペソが上昇しドル高へ。その要因として考えられるのが、以下です。

  • 8/16にメキシコ中銀の発表で政策金利が8.25%から8.00%に引き下げとなりましたが、さらに追加で引き下げが必要との見方が強いこと

8/16の政策金利発表では、既に織り込み済みだったためかそれほど大きくは変動しませんでした。しかし、その後ズルズルとドル高メキシコペソ安が進み、現在は20.0を超えてしまいました。

  • メキシコの国営石油会社ペメックスが世界で最多の借金を抱えている

もう一つの大きな問題として、この石油会社の件があります。メキシコは、この問題に対し支援策を出したようですが、先行きの不透明感は拭えないようです。これにより、格付けの引き下げが起こるのではないかとの懸念が強いです。

また、原油増産の見込みが不透明なことからも財政回復の信頼を回復できていないようです。

参考までに、メキシコペソが下落する要因は、以下の3つが大きな原因となることが多いです。

  1. ドル円(USD/JPY)が下落(円高ドル安)
  2. ドルメキシコペソ(USD/MXN)が上昇(ドル高メキシコペソ安)
  3. 原油価格の下落(WTIの値動き参考)

9月の注目指標

時間 内容
09/09(月) 20:00 8月消費者物価指数(CPI)(前月比)
09/26(木) 27:00 メキシコ中銀、政策金利

CPIはインフレ率を図る上でとても重要な指標です。メキシコの場合、高すぎてもダメ(物が高すぎる)ですし、低すぎてもダメ(経済成長停滞)なようですね。メキシコ中銀が設定している目標内に入っていることが望ましい様子。

政策金利は、前回に引き続き引き下げられるか注目です。

※指標の発表時間は、各ニュースサイトで再確認をお願いします。

9月のトレードポイント

これは、私の勝手な予想です。あくまでも参考程度にみてください。

ドルメキシコペソの週足チャートです。

8/29に20.25477の高値を付けて、8/30は上髭を付けて下落しました。ただ、以前の傾向やメキシコの国内情勢、日足をみるとまだ十分に上方向(ドル高)に向かう可能性があります。次のターゲットはその上の20.65784あたりとなるでしょうか。

下の画像は、ドルメキシコペソの日足のチャートです。まだ、ボリンジャーバンドの+2σが上向きのままです。なので+1σを終値で下回るまでは、上目線とみています。

このドルメキシコペソのチャートをみて、メキシコペソ円のトレードをする場合は、以下のように考えます。(日足でのデイトレード目線です)

  • ショート(売)の場合:+1σに引きつけたあたりでショートポジションを建てる。
  • ロング(買)の場合:+2σ付近でロングポジションを建てる。

撤退のタイミングは、それぞれ終値が+1σを下回った場合、+2σを上回った場合です。

いずれの場合も、ドル円の動きが少ないことが前提です。ドル円が大幅に変動した場合は、そちらの動きにも左右されますので注意が必要です。

先週1週間、上の方法でトレードしてみて1日1万通貨(1lot)で100円~300円程度の利益でした。利確のタイミングは、メキシコペソ円はドル円の動きにも左右されますし、最近は相場が急変することも多いので、度胸がなく毎日利益が100円以上のって、ボリンジャーバンドの各節目に近ければ利確。今回は損失を出さないことを重視しました。今回はドルメキシコペソが上昇トレンドでしたが、レンジの場合も節目節目をメキシコペソ円の動きと重ねると同じように上下していることが分かります。

ひとまず、9月1周目は週足で節目に到達したのと週足で長い上髭が出たので、来週の前半はドルメキシコペソが反転し下落に向かうか注目しています。+1σを引き続き上回ってくるようでしたら、まだこの方法で売買できるのではないかと思っています。ただ、上髭が大分長くなってきたので、反転には注意したいです。もし反転するようでしたら、大人しくロングポジションを保有したほうがいいのかなと思っています。

節目では反転する可能性も高いので注意が必要です。特に現在の状態だと何度か上をトライして下落する可能性のあるレベルに来ています。しかし、メキシコで大きな悪いニュースがでたりした場合は、一気にドル高が進む可能性もあり難しいところです。

また、ドル円は現在106.7円付近の節目で停滞しています。これが米中貿易摩擦関連で反転し下落した場合は、メキシコペソ円はまた下落をはじめそうです。9/1追加関税発動となったので、、、下なのかな。。。どうでしょ。織り込んでないかな。

今回はスワップ運用というよりは、ドルメキシコペソ視点でのトレード方法について少し詳しく書いてみました。一般的にドルストレートの取引量の方が、クロス円の取引量よりも多いです。そのため、デイトレードをするならドルメキシコペソのチャートの分析もしたほうが、トレードする上で勝率はあがるのかなと思います。

ここでは特にドルメキシコペソのチャートをみてお話していますが、実際にトレードする際はメキシコペソ円のチャートもみて、節目にかかっていないか等も確認しています。いろいろな面からみて確率の高いところで取引したいと思っています。

まとめ

今回はドルメキシコペソの動きに特に注目しました。ドル円が大きく動いた場合も影響が大きいですので、それぞれの動きに注意が必要ですね。

世界経済は、まだまだ予断ならない状態にあり、米国・中国の動向により相場は一喜一憂しています。本音をいえば、「自国の選挙とかどうでもいいから、世界全体のことを考えてほしい!!」というところですが、、、

引き続き、メキシコペソ運用頑張りましょう。

余談ですが、ドルメキシコペソ(USDMXN)のチャートを無料で見たい場合は「TradingView」で確認できます。無料版は広告が何度も表示されうるさいですが、チャートを見るだけならなんとか。→ https://jp.tradingview.com/chart/

MT4で見たいなら、SBI証券[旧イー・トレード証券]に口座を開設するとみれます。(メキシコペソ円は取引できません。)参考までに。

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