コロナショック時の投資信託の騰落率を確認

投資信託

2020年初頭から始まった新型コロナウイルスの影響により、株式市場も大きな影響を受けています。この記事を書いている2020年4月末時点、株式市場ではやや冷静さを取り戻したようにも見えますが、まだまだ2番底の懸念や、実体経済の回復はまだ先が見えない状態です。そのため、株価が新型コロナウイルス発生前の価格に戻るには、今しばらく時間がかかりそうです。

しかし、一時的な大きな暴落はひと段落したように見えます。そのため、ここで一度コロナショック発生前からの投信信託(インデックス投信中心)の騰落率を整理してみます。

比較対象の投資信託は、有名どころのインデックス型投資信託を独断と偏見により選定しています。同じ指標を参考に運用されているインデックス投信であれば、多少の大小はあれど騰落率はそれほど変わらない認識です。株式市場は、数年、数十年に1回大暴落が起きます。これからの積み立て投資の参考になればと考えています。

投資信託騰落率一覧

区分 商品名 暴落前の基準価格 暴落後の最安値価格 高値からの
騰落率
基準価格(4/24時点) 安値からの騰落率 高値からの騰落率(4/24時点)
債権 eMAXIS Slim 国内債券インデックス 3/9 10,413 3/19 10,188 -2.16% 10,253 0.64% -1.54%
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 2/21 11,251 3/18 10,684 -5.04% 10,952 2.51% -2.66%
iFree 新興国債券インデックス 2/20 12,140 3/24 9,847 -18.89% 10,181 3.39% -16.14%
株式 <購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド 2/20 13,816 3/19 9,763 -29.34% 11,454 17.32% -17.10%
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 2/20 11,313 3/16 8,355 -26.15% 9,717 16.30% -14.11%
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 2/21 14,067 3/24 9,110 -35.24% 10,987 20.60% -21.90%
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 2/21 10,848 3/24 7,423 -31.57% 8,483 14.28% -21.80%
SBI・新興国株式インデックス・ファンド 2/20 10,557 3/24 7,302 -30.83% 8,196 12.24% -22.36%
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 2/21 12,861 3/24 8,432 -34.44% 10,277 21.88% -20.09%
楽天・全米株式インデックス・ファンド 2/21 13,531 3/24 8,717 -35.58% 10,618 21.81% -21.53%
リート たわらノーロード 国内リート 2/21 14,873 3/19 7,627 -48.72% 10,310 35.18% -30.68%
<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド 2/21 17,820 3/24 9,989 -43.95% 11,829 18.42% -33.62%
バランスファンド eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 2/21 11,983 3/18 8,858 -26.08% 9,895 11.71% -17.42%
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 2/21 12241 3/24 8102 -33.81% 9,621 18.75% -21.40%
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 2/21 12270 3/24 8007 -34.74% 9,586 19.72% -21.87%
グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) 2/21 13,604 3/19 8,559 -37.08% 10,509 22.78% -22.75%

影響を大きく受けた投資信託

中国で発生した新型コロナウイルスに端を発した金融市場の暴落では、リートの下落幅が-40%以上と最も大きかったです。リートは2019年に好調だったこともあり、基準価格が吊り上がっていたことも一因でしょうか。今回の暴落がウイルスによるものであるということもあり、外出制限や旅行関連も全滅のため、不動産価格への影響も大きかったようにみえます。4月末時点でやや回復したとはいえ、まだ-30%以上下落したままです。

その他、ここ最近よく聞く米国株関連の投資信託S&P500とVTIと呼ばれる全米株式の騰落率も比較的大きく影響を受けました。こちらも株価が高騰していたこともあり、米国での感染が広がりはじめると同時に暴落を始め、下落率も-35%前後と大きくなりました。4月末現在やや回復してきましたが、暴落前に比べると、まだ-20%程度の差があります。株価が回復するにはコロナウイルスが終息する見込みが見えて、雇用を含めた実体経済が動き出すことが必須でしょうから、回復までには今しばらく時間が必要でしょうか。

影響を受けにくかった投資信託

反対に一番影響を受けていないのが、日本の国内債権です。国内債券は大きく利益を得ることは難しいです。しかし、〇〇ショックというような大きな暴落が発生した際の影響も比較的限定的です。ある程度資産を蓄えて、安定的に運用したい人は、国内債券をやや多めに持っておくといいのかもしれませんね。

また、同様に先進国債券は、比較的影響が少なかった印象です。各国の金融緩和の影響もあると思いますが、比較的戻りも早く4月末現在では暴落前の水準から-2%程度まで回復しています。

株式の投資信託で見てみると、TOPIXが比較的下落率が小さめですね。もとから、あまり高騰していなかったことと、2020年現在、日銀が頑張って下支えしてくれていることが影響していそうです。

バランス系の投資信託

その他、バランス系の投資信託の騰落率も見てみました。「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は債権が入っているので、株式だけの投資信託に比べやや下落率は小さいです。

また、最近話題のグローバル3倍3分法ファンドですが、株式を先物で運用しているからだと思いますが、下落率は比較的大きいです。今後どのように株価が変動するかはまだ分かりませんが、回復すれば、それと同時に回復が見込めると思います。しかし、先物という性質上、暴落には比較的弱いといえるでしょうか。

まとめ

コロナショック時の投資信託の騰落率についてでした。

株価が好調なときは、株式のみの運用でも問題ないですが、コロナショックのような暴落が発生した場合は、やはり債権等の比較的下落率の小さい資産も保有しておくと心強いなと感じました。

投資は、年齢や資産状況、どの程度リターンを得たいのか等人によっていろいろです。まだ若い人は多少のリスクをとっても大きく増やしたいという人もいるでしょう。

ただ1ついえるのは、暴落はある日突然起こります。リスクを把握した上で自分が納得のいく運用ができるといいですね。参考までに。

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