ここではセントラル短資FXについて、その特徴をまとめています。
セントラル短資FXってどんな会社?
セントラル短資FXは、2002年に日短キャピタルグループ (株) 、セントラル短資 (株)等が出資し設立した会社です。
資本金は2019年時点で13億1,965万円となっています。グループ会社であるセントラル短資グループは創業100余年の歴史があり金融市場では、実績のある会社です。
セントラル短資FXの自己資本規制比率は、903.6%(2019年6月30日時点)です。金融商品取引業者はこの自己資本比率を120%以上に維持することが金融商品取引法第46条の6第2項により義務付けられています。セントラル短資FXの903.6%という数値ですが、楽天証券でも約400%程度なので、他社と比べても十分な自己資本規制比率となっています。
上記の資本金や自己資本規制比率をみると、余程のことがなければ倒産などの心配は不要な業者であるといえます。
セントラル短資FXでは、システムトレードを扱っていることもあり、どちらかというと短期売買よりも中長期売買の顧客のほうが多い傾向になるようです。
セントラル短資FXの特徴
セントラル短資FXでは2019年現在、以下の2つのサービスが提供されています。
- FXダイレクトプラス
- セントラルミラートレーダー(自動売買機能)
1つ目のFXダイレクトプラスは、2012年より提供されFXの裁量取引が可能です。2018年に取引通貨ペアにメキシコペソ/円が追加され、2019年8月現在25通貨ペアの取引が可能となりました。
2つ目のセントラルミラートレーダーは、2013年より提供されている厳選された複数のストラテジから自分に合うものを選択することで、取引を自動で行ってくれるシステムです。パソコンをOFFにしていても取引を行ってくれる自動売買システムとして有名です。
セントラル短資FXのミラートレーダーは自動でストラテジの入れ替えはしてくれませんので、自分でポートフォリオの組み換えを行う必要があります。しかし成績の良いストラテジを一覧にしてくれていたり、バックテストも簡単にできます。自分でストラテジを作成する必要はありませんので、システムトレードを試してみたいという方には、おすすめです。
取引可能通貨ペア
FXダイレクトプラスで取引可能な通貨ペアは以下の25通貨ペアです。(2019年8月現在)
有名な通貨ペアは一通り揃っています。また、全ての通貨ペアが1,000通貨単位で取引可能なこともセントラル短資FXの特徴の1つです。他社では通貨ペアによっては取引単位が10万通貨のFX業者もありますので、全ての通貨ペアが1,000通貨単位で取引できるのはFX初心者にも優しい点だと感じます。
取引ツール
セントラル短資FXのFXダイレクトプラスでは、以下の取引ツールが提供されています。
ツール | 備考 |
WEB取引システム | インストール不要でブラウザから利用可能な取引システム |
プログレッシブチャート | チャート機能+取引システムのオールインワンツール |
Quickチャート・トレード | インストール型の高機能取引システム |
この他スマホ用の取引ツールとして、Quickトレードというツールがandroid版、スマホ版、ipad版とあります。
上記のツールの中でもプログレッシブチャートは、とてもシンプルで直感的に通貨ペアの切り替えや表示する足の本数の切り替えなどが行えます。チャート上から注文も行えるようになっていて、とても使いやすい高機能チャートになっています。
私の私見ですが、セントラル短資さんのチャートはカスタマイズなしでもWEB版もスマホ版もとても鮮明で見やすく好印象です。
スプレッド&スワップポイント
セントラル短資FXのスプレッドですが、米ドル/円0.3銭、ユーロ/米ドル0.3pipsとなっており、他社と比べても遜色ないスプレッドとなっています。
スワップポイントは、特にメキシコペソ円は他社と比較しても高水準のスワップポイントを提供してくれています。2019年8月時点では1万通貨あたり14円のスワップポイントを受け取れます。FXの運用の目的にメキシコペソ円の運用を考えている方は検討に入れてみてください。
なお、セントラル短資FXのスワップポイントは、毎日口座に払い出される形式です。そのため、スワップポイントで大きな利益を得た場合は、確定申告が必ず必要になります。
その他の特徴
FXの取引以外で以下のお得なサービスが提供されています。
優待サービス クラブオフ
セントラル短資FXでは「クラブオフ」という会員向けの各種優遇サービスが提供されています。宿泊施設や飲食店、アミューズメントパークの割引が受けられるとてもお得なサービスです。
外貨両替
FXダイレクトプラスで外貨の両替ができます。FXダイレクトプラスの取引画面から受け渡し依頼を行うことで、外貨を取得することが可能です。
セントラル短資FXの不満点
ここまでセントラル短資FXのよい点ばかり挙げてきましたが、いくつか不満点も紹介しておこうと思います。
1点目は、口座開設の際に本人確認書類をメールまたはFAXまたは郵送にて送付しなければいけない点です。他社では本人確認書類をアップロードで登録できるところが多いので、この点は若干ですが不便さを感じました。
2点目は、WEB画面の経済指標カレンダーがやや見難い点です。国ごとの検索や重要度の表示がないため、経済指標のチェックは別のFX業者のものを使用しています。
まとめ
私もセントラル短資FXの口座をもっています。その中でよく使用しているサービスは「モーニングマーケットフラッシュ」という動画配信サービスです。月曜から金曜日の平日は毎日配信が行われており、和田仁志さんが前日の振り返りと本日の注目ポイントを解説してくれます。短時間で、とても簡潔に分かりやすく説明をしてくれます。私は毎日この動画をチェックして、日々の重要指標やその日のトレードの参考にしています。もし、口座を開設することがあればチェックしてみてください。
いくつか不満な点もありますが、総合的にみるととても実績のある中長期運用向けのFX業者ではないでしょうか。
以上、セントラル短資FXについてでした。
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