少し前から、よく聞くようになったリピート系トレード。トラリピ、ループイフダン、iサイクル2取引、グルグルトレインなどいろいろあります。私も参戦しています。とはいっても私が実施しているのは、Oanda JapanのAPIを使用して自作した、ちょっと特殊なリピート系トレードです。
今回は、これについて少しご紹介します。
リピート系トレードとは?
そもそもリピート系トレードとは、どのようなものを言うのでしょうか?
リピート系トレードとは、ある値段になったら買って、一定の利益が出たら売る。これを繰り返し行うトレードのことを言います。決められた値幅の中で、自動で機械的にこの動作繰り返すことで、私情を排除したトレードが行えます。
一番有名なのは、マネースクウェアが提供しているトラリピでしょうか。外為オンラインのiサイクル2取引、アイネット証券のループ・イフダンとかも有名ですね。また、システムトレードではないですが、グルグルトレインも最近よく聞きます。EAもあるようですね。
各FX業者によって、同じリピート系のトレードでも様々な特色があります。これはまたの機会に紹介したいと思います。
1通貨からリピート系トレードをはじめてみよう!
この記事の本題は、1通貨からはじめるリピート系トレードです。Oanda Japanでは自動売買用にAPIが提供されていることをご存知でしょうか?また、Oanda Japanでは、1通貨から取引可能です。
この特性を利用し、Oanda JapanのAPIを使って自作プログラムを組むことで、1通貨からリピート系トレードをはじめてみました。
簡単な仕組みは以下のとおりです。
- ロスカットされないことが想定される上限値、下限値を決める。
- 注文間隔と利確の間隔を決める。
- 1で決定した上限値、下限値の中央値を決める。
- 中央値より下の価格の場合ロングポジション、上の価格の場合ショートポジションを出して、決められた値幅での売買を繰り返し行う。
- 複利運用の考え方を取り入れて、一定の利益がでたら注文ロット数を増やして運用する。
基本は、他のリピート系のシステムと同じような動きです。ただ、そこに複利運用の考え方を取り入れたシステムになっています。各FX業者が提供しているシステムでは、複利運用までは行ってくれないので、これを自動で行えるようにプログラムを組みました。
自作のプログラムですので、あくまでも自己責任で運用しています。元々このプログラムは、主人がグルグルトレインをもうちょっと簡単に運用できないかと考えて作ったものです。グルグルトレインとは完全に別物ですが、、、(現役システムエンジニア。仕事そっちのけで、こんなのばっかり考えている困った人です。。。)
元は、MT4で使えるEAで組んでいたものを私が専業主婦になる際に、1通貨から運用できるOanda JapanのRESTAPIを利用したプログラムに書き換えてもらいました。(主人は別のFX業者のMT4で運用中。)
ひとまず、一番得意なJAVAのプログラムで作成してあります。今後改良することがあれば、私も参戦予定です。(別の言語でも作ってみたいし。)現在の運用状況ですが、リピート系トレードの定番、豪ドル/円で1通貨から運用を行っています。
1通貨からなので、現在の利益はとっても少ないです。しかし、自作だけあって、値幅とかを自由に変更できるのが、よいところですね。
リピート系トレードのよいところは、為替レートの上下に一喜一憂せず、ほったらかしで長く続けられるところだと思います。資金管理だけはしっかり行い、ロスカットを回避しつつ長期目線で運用予定です。複利運用の設定になっているので、利益が増えれば取引通貨数も増えて行く予定です。
自作の自動売買プログラムに興味のある方は、OANDA JapanのAPIを調べてみてはいかがでしょうか。今後このブログでも使い方を紹介したいと思います。少し前まではv1というAPIだったのですが、最近V20 というAPIがリリースされました。当ブログでは、v20を使用しています。v20はまだ日本語のマニュアルがないので、英語のドキュメントをみながらの開発となりますが、元システムエンジニア(現役の方も)の方なら、MT4のEAを自作するよりは、比較的簡単にプログラムが組めると思います。
とはいえ、英語表記の投資用語とかは、慣れないと分かり難いので、その辺はどんな動きをするかデモ口座で確認しながら、プログラムを作成する必要があります。
MT4のMQL4でプログラムを組んでもいいのですが、やはり言語特有の決まり事に慣れるのに時間が少々かかります。MT4のEAを作るのは、そこが難点です。その点、自分の専門の言語が使えるのが、RESTAPIの利点はだと感じています。
OANDA でしか動かないですけどね。。。
Oanda Japan以外にもAPIを提供しているところがありますが、あまり大々的には宣伝されていないようですね。ほとんで使われていないのかな?最近はAIとかで活用している人も多くなっているようですが。
OANDA Japan のAPI使用時の注意事項
Oanda JapanのAPIを使用する場合、いくつか注意点があります。
- RESTAPIはプロコースでしか使用できない
- RESTAPIを使用するためには、25万円以上の入金が必要
- プログラムの技術的なサポートは英語のみ
また、当然ですがRESTAPIを使用する際はプログラムの技術的な専門知識が必要です。API通信を一度も組んだことがない等技術に不安がある方には、あまりオススメしません。
もし、自分で作成したプログラムに問題があって大きな損失を被ったとしても、誰も補償してくれませんので、その点はくれぐれもご注意ください。
公式サイトでもAPIについて説明されていますので、よく確認してから、使用してください。自分が考えた動作となっているか、デモ口座で確認することも忘れずに!!
自作プログラムを運用する際は、まず1通貨から試すことをオススメします。
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