昨日(7/31)はメキシコの4-6月期GDP速報値の発表でしたね。
指標発表後から8/1の午前中までのメキシコペソ円の動きを確認してみました。
時間帯 | 内容 |
---|---|
07/31 20:00 ~ | 4-6月期GDP速報値発表
前期比プラスとなったことを受けてメキシコペソ円は上昇を開始 |
08/01 03:00~ | 5.731円の高値をつけましたが、その後明け方に掛けて5.66円まで急落 |
08/01 10:00頃 | 徐々に回復し、5.95円付近まで戻す。 |
GDPの速報値が前期比で0.1%となったことでリセッション入りが回避されたとして、買いが優勢となりました。しかし、この指標発表の結果少しおかしくないですか?
予想では、前期比は-0.1%、前年比は+0.2%でした。ところが結果は、前期比が0.1%にも関わらず、前年同期比が-0.7%と大幅に悪い指標となっています。そのため、必ずしもよい結果とは言えないのではないでしょうか。
また、今回発表されたのはGDP速報値です。GDPの確定値は、8月23日に発表予定となっています。配信されていたニュースでも以下の言葉がありました。
前年比でここまで落ち込んでいることに対して米格付け会社から厳しい指摘があれば、格下げへの思惑は再び高まることになるため、懸念が払拭されたとは到底言えない状況。
~略~
毎期速報値からは微妙な改定が見られる(FXi24ニュースより)
8/1の明け方の売りは、指標発表後の上げ+スワップポイント目的のlongが狙われたのかな?という印象です。
その後の8/1午前中の上昇は、ドル円の円安の影響が大きい印象です。
最近の傾向では、ドルペソが上昇するとメキシコペソ円は下がるのですが、今回は上がっています。そこでドル円のチャートをみてみると、明らかに円安方向↑に動いていますね。(下に8/1 11:00頃のメキシコペソのチャートを掲載しました。)
ドル円の上昇は、ひとまず109円ちょっとで一服のようです。今後円安が進めメキシコペソ円も一緒に上昇しそうです。反対に円安から円高方向に反転するようだと、メキシコペソ円も一緒に下落しそうに見えます。
またメキシコの格下げや政策金利の低下へのリスクは、まだそれほど和らいでいないのかなという印象です。引き続き、8/16 政策金利発表、8/23 GDP確定値の発表を注視していきたいです。
ドルメキシコペソ(USD/MXN)の日足
※チャートは、セントラル短資さんとOandaJapanのMT4からお借りしました。
では引き続きメキシコペソの運用がんばりましょう。
コメント