メキシコペソ円下落と今後(8/24以降)の値幅を予想してみた。 

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8/23までのメキシコペソ円の動きとメキシコペソ円の今後のレートを予想してみました。

クロス円急落の要因

まずはメキシコペソ円含むクロス円急落の要因についてのまとめです。

2019年8月23日に中国が米国の追加関税に対する報復関税を行うことを発表しました。それを受け米国のトランプ米大統領がtwitterで激しく中国を非難し、報復措置を行うことをツイートしました。

これをきっかけに、急激にリスクオフの動きとなり円高が一斉に進みました。メキシコペソ円でも5.394円から5.284円まで下落してしまいました。その後8月24日のニューヨーククローズ時点ではメキシコペソ円は5.297円程度の為替レートとなっています。

ニューヨーククローズ後、トランプ大統領は中国に対する対抗措置として関税率を現在の25%から30%にをさらに引き上げることを発表しています。

今後の懸念事項

今回は上記の出来事が金曜日に起きたということもマイナス要因です。しかもニューヨーク市場がクローズした後にトランプ大統領が対抗措置を発表しています。

既にドル円は、106.7円付近から105.4円付近まで1円を超える急落となっているので、この対抗措置を為替や株は織り込み済みとなればよいのですが、、、そうでない場合、来週の月曜日(8/26)は下窓からの始まりとなるか、もっと悪いと早朝にフラッシュ・クラッシュが起きるのではという話も。

記憶に新しい大きなフラッシュ・クラッシュは、2019年の1月3日に起こったフラッシュ・クラッシュです。この時メキシコペソ円も急落(5.557円→5.284円の0.273円の下落)しています。

現時点(8/24)のメキシコペソ円の為替レートは5.297円です。ここから2019年1月3日に起きたのと同水準のフラッシュ・クラッシュが起きた場合、メキシコペソ円は5円付近まで急落することが予想されます。

今回の急落の要因はメキシコではなく米国発です。メキシコペソ円を含むクロス円は米ドル円の影響を強く受けます。これはもうクロス円の宿命ですね。

せっかくパウエル議長の発言後、ちょっと円安に傾くかなと思ったのですが台無しです。最近は本当にトランプ大統領の過激発言に為替も株も振り回されています。そろそろ発言に一喜一憂する相場に疲れが、、、中国の報道後しばらく何も米国からの動きがなかったので、スルーなのかなと思ったのですがパウエル議長待ちでしたね。残念です。

また、もう一つメキシコにとって懸念事項は、米中貿易摩擦が激化により景気後退のリスクが高まり、それにより生産活動が減退すると原油の価格が下落することです。メキシコは、原油産出国でもあるため、原油価格の下落はマイナス要因となります。

チャートからみた動き

ドル円のチャートです。(2019/08/24時点)

メキシコペソ円のチャートです。(2019/08/24時点)

ドル円とメキシコペソ円は、ほぼ同じような動きをしているように見えます。

今後米ドル円は102円くらいまで下落する可能性も囁かれ始めました。(セントラル短資FXの未来チャートの予想の1つも102円予想のパターンがあります。口座をお持ちの方は見てみてください。あくまでも予測なので、日々変わりますが。)

ドル円が102円まで下落した場合、メキシコペソ円はどこまで下がるか考えてみました

チャートでみると8月1日~8月5日の間で、米ドル円は「109.314→105.786」約3.5円の下落です。同期間でメキシコペソ円は「5.697→5.386」約0.31円の下落となっています。メキシコペソ円の価値がドル円の10分の1程度の価値だと考えると、ちょうど同じくらい下落しているように見えます。

ということで、現在ドル円は105.441円です。メキシコペソ円は5.297円です。ドル円が102円まで下落した場合の現在価格との差は3.441円です。メキシコペソ円は10分の1と考えて0.35円(クロス円の方が動きが荒いので切り上げ)下落すると考えるとメキシコペソ円は4.947円まで下落することが予想されます

メキシコペソ円の現在の最安値が、4.966円なので今後それと同等かそれよりも下落する可能性は十分にありそうです。(予想ですので、あくまでも参考までにもっと下落する可能性もあります。)

※チャートはセントラル短資FXさんのものを参照させていただきました。

まとめ

こう考えるとなんかマイナス要因ばかりですね。現在私は4.9円くらいまでは堪えられるレバレッジで運用していますが、もう少し資金を追加しないとダメかなと考え中です。もらえるスワップでカバーできればいいのですが。

なお、8月は政策金利が下がりましたがスワップポイントへは影響はなかったですね。しかし9月に再度利下げし7.75%にというニュースをどこかで見ました。今後の政策金利の動向にも注目です。

できれば政策金利も為替レートも回復せずとも現状を維持してもらいたい!と思いますが、世界経済は粛々と進んでいくので、ひとまずロスカットされないように堪えたいと思います。ロスカットされなければ、いつかはプラスに。きっと。たぶん。。

メキシコペソ運用がんばりましょう。

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