8/1からのドル円上昇からのクロス円全面安の煽りを受けて、メキシコペソ円も大幅に下落してしまいました。現在5.3~5.4円をウロウロ。現在はひとまず、5.4円前後で底堅く推移しているようです。
今後のメキシコ関連の注目指標と現在のチャートからみる今後をまとめてみました。
今後発表予定の経済指標です。
時間 | 内容 |
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8/15(木) 27:00 | メキシコ中銀、政策金利 前回:8.25%、予想:8.00% |
8/23(金) 22:00 | 4-6月期四半期国内総生産(GDP、確定値)(前期比、前年同期比) |
ここで注目なのは、なんといっても8/15の政策金利でしょうか。予想がさらっと8.00%になっていました。そういえば、メキシコのロペスオブラドール大統領が金利が高すぎると言ったと、先月どこかのニュースで見たような気がします。
※8/15追記
朝時点で、予想値が8.25%に変更になっていました。予想が利下げか維持かで拮抗しているようです。発表されるまでドキドキですね。そのままなら、大きく動かないかもしれませんが、利下げされると、、、ですね。しかし現在ドルペソでややペソ安が進んでいるので、よりペソ安に振れることを警戒しているのかもしれませんね。すると今回8月は、現状維持が有力な気もします。予想でしかないですが、、、引き続き注目です。(←ここまで追記分です)
世界的にみても政策金利の引き下げがみられますので、メキシコもか、、、というところでしょうか。メキシコは、2016年ころから急激に政策金利を引き上げています。新興国なので、政策決定権も一部に集中していそうなので(これは私の勝手な考えですが)、もしかしたら引き下げるのもあっという間では?という懸念はあります。
政策金利の変更がどの程度為替に影響を与えるかですが、利下げが織り込み済みであればやや上がる可能性もありますが、メキシコの場合新興国で高金利通貨だという理由で取引している人も多いと思います。政治的にも不安定なので、政策金利の引き下げを嫌気して暴落もしくは、フラッシュ・クラッシュ的に一時的に大きく下げる可能性は十分にありえます。
可能であれば、この政策金利発表前はポジションを軽くしたり、証拠金を少し多めに預けいれておいたほうがよさそうです。私も最悪両建てで損失を固定しようかなと考えています。それほど、影響がなければよいのですが、最悪の事態も考えておかなければならないなと思います。
8/9時点のメキシコペソ円のチャートです。
少なくとも直近の安値5.2円くらいまでは耐えられる証拠金は入れて置きたいですね。それでも少し心配ですが、、、
8/9時点のドルメキシコペソのチャートです。
8/1から急激にドル高ペソ安に振れています。8/8に大きな陰線をつけて戻しましたが、まだ以前と比べるとドル高な上に、上昇しそうなチャートの形状になっています。
8/9時点のドル円のチャートです。
8/1に急激に円高に振れています。現在105円後半から半ばで攻防が続いていますが、まだ円高の余地ありで、102円くらいまで円高が進むのではといううわさもあります。円高が進むとメキシコペソ円も一緒に円高が進みますので、こちらも注意が必要ですね。米中貿易摩擦、強いては米国のトランプ大統領次第なところもありますが、引き続き注目です。
1点よかった点としては、8/8のメキシコのCPI(7月消費者物価指数)は、予想よりややよい結果でした。これが悪いとまたドンと下がるのではないかと思っていたため、一安心というところでした。
メキシコペソ円は比較的値動きが激しいです。現在の世界経済の状態からみても今後も大きく上下することが考えられます。スワップポイント目的のトレードであってもなるべく安いところで買って、チャンスがあったら売却した方がリスクを小さく抑えられそうです。
メキシコペソ円の利点は、少ない証拠金でたくさんのロットを保有できるところです。しかし、反対にいうと大きなロットを保有することで、少しの値下がりで大きな損失を追ってしまいます。
大きなロットを長期保有するということは、それだけリスクも大きいです。これから、スワップポイント目的でメキシコペソの運用を考えている方は、その点をよく理解し自分でコントロールできる範囲で、自分のポジションのロスカット価格をしっかり把握した上ではじめてください。
ひとまず、政策金利発表およびGDPの確定値の結果がはっきりするまでは、買い増しは行わない予定です。買っても少額で様子見でしょうか。あまり大きく下落しないことを祈りたいと思います。
※上記で表示しているチャートは、セントラル短資FXさんとOanda JapanさんのMT4のチャートを参照させていただきました。
以下の記事でスワップ投資の問題点を記載しています。興味のある方は参考までにどうぞ。
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