メキシコペソ円の指標と10月の見通し

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少し久しぶりのメキシコペソさんの記事です。

メキシコペソ円は9月後半からじりじり下げ始め、10/4現在やや持ちなおし始めたところでしょうか。9月に発表された政策金利では7.75%となってしまいました。スワップポイントは今後やや減少することが考えられます。とはいえ、まだまだ高金利通貨であることに変わりはないですし、他の高金利通貨に比べ安定しているといえるのではないでしょうか。

10月の注目指標とチャートから見た今後の動きを整理してみたいと思います。

10月の注目指標

10月のメキシコの経済指標です。

時間 内容
10/09(水) 20:00★★ 9月消費者物価指数(CPI)(前月比)
10/11(金) 20:00 鉱工業生産指数 前月比
鉱工業生産指数 前年比
10/22(火) 20:00 完全失業率
10/30(水) 21:00★★★ 7-9月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
7-9月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)

中でも10/9のCPIと10/30のGDPは、注目度が高くなっています。以前にも書きましたがCPIはインフレを判断する重要な指標です。CPIは高すぎても(物価高騰)低すぎても(不況入り)ダメで目標値内に収まっていることが理想です。前回(9月発表)は-0.02%でしたので、やや悪い数字に見えます。今回もマイナスとなるか、それとも持ち直すか注目です。

また、10/30のGDPも注目したい指標となっています。前回なんとかマイナス成長は回避しリセッション入りの懸念が後退しましたが、今回またマイナス成長となれば、またリセッション入りの懸念が高まると予想されます。注目したいです。

チャートからみたメキシコペソの値動き

10/4時点のチャートから今後の動きを整理してみたいと思います。

まずは米ドルメキシコペソ(USD/MXN)の日足チャートです。

先週(9月末)まで値を切り上げていましたが、ここに来て反転下落に転じています。この原因は10月1日~3日にかけて発表された米国の経済指標が悪かったためです。これにより、米ドルが全面安となりメキシコペソもペソ高に傾きました。

メキシコペソ円にとっては、ペソ高を歓迎したいです。そのため、どこまで下落しそうかをテクニカル的に見てみると、ボリンジャーバンドのセンターラインまでは下落の見込みがあるかなと思います。しかし、ボリンジャーバンドのセンターラインは上を向いていますし、週足のチャートを見てみても明らかに上昇方向を指しています。そのため、ローソク足の終値がセンターラインを下回るまではまだペソ安が継続する可能性が大きいとみています。

次にメキシコペソ円の日足チャートです。

しばらく下落が続いていましたが、ここに来て値を切り上げてきました。この原因は上の米ドルメキシコペソで、ペソ高に振れたことが大きいです。4Hでは、ボリンジャーバンドのセンターラインを上回りましたので、4Hのチャートからみるとしばらく上昇する可能性も高いようにみえます。ただ、日足でみると-1σにもう少しで到達しそうなレベル5.45円付近に近づいています。-1σで値動きが反転することも多いため、上昇から反転下落する可能性が高いとみます。ただ、メキシコペソ円のボリンジャーのラインは平行になってきていますので、テクニカル的には5.4円~5.6円付近で一度レンジを形成する可能性も高いです。

また、米ドル円の動きも確認すると米ドル円は106円後半から107円台をウロウロしていました。上を試すかと思われましたが、10月に入ってからの経済指標の悪さや本日の雇用統計の結果を受け、また大きく動き出す可能性もあります。米国の指標が悪化すると円高が進みますので、メキシコペソ円は下落することになります。ただ現在、米国は利下げの可能性があり、これにより相場がより難しくなっていると感じます。

先月(9月)のメキシコペソ円は、比較的上昇相場でしたし、トランプ大統領の発言も少なく比較的平和でした。しかし本日の雇用統計次第では10月はまた少しドキドキしそうかな~。という印象です。

とはいえ、相場は誰にもわかりません。何もなくレンジでヨコヨコかもしれません。なので急変にそなえつつ、ドル円やメキシコペソの値動きに引き続き注目していきたいと思います。では引き続きメキシコペソ円の運用がんばりましょう。

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